最近は軒のない箱型の家が流行りですが、軒がないことによるデメリットも存在します。
この投稿では、メリットデメリット双方を解説しています。ぜひ家づくりの参考になさってください。

👩「軒って何?」
軒とは一戸建て住宅の屋根のうち、外壁や窓、玄関などよりも外側に出っ張って突き出ている部分のことを言います。
建物よりも突き出ているため、この部分が雨や雪、日差しを遮り、建物を守る役割があります。
軒のない家のメリット
①外観がスタイリッシュに見える
「軒」なしの家に多いのはキュービックな家。屋根がフラットになっていたり、片流れになっていたりとシンプルでスマートな印象を受けます。
②建築費用のコストダウンができる
「軒」を設けない分、材料費や施工費用などを削減できます。
③居住スペースを広く確保できる
「軒」なしの家は、狭小地を検討されている方に有効的です。軒がない分建築制限いっぱいまで居住スペースを確保できます。
軒のない家のデメリット
①雨による影響
「軒」のない家は雨が直接窓に降り注ぐため、雨音が気になったり、窓を開けっぱなしにしてしまい中まで雨が降りこんでしまっていた…ということも。
②室内に日射しが差し込む
「軒」がないために日射しが室内に入りやすく、夏の温熱環境が悪くなる可能性があります。
③外壁材の経年劣化や汚れ
雨水や風、太陽光などの影響をもろに受けやすいため、外壁の劣化が気になります。サイディングの隙間を埋めているシーリング材が痛み、雨漏りの原因になることも。メンテナンスにかかる費用が「軒」ありの家より高くなるケースもあります。
まとめ
軒がない家を建てる前に、メリット・デメリットのそれぞれをよく検討してみてください。迷われている方は、真夏の暑い時期や雨の日に「軒なし」と「軒あり」の家を体感比べしてみるのもおすすめです。
また、メンテンナンスコストや雨漏りなど不安に感じることは検討中の住宅会社や軒のない家の施工をしている住宅会社に相談されることをおすすめします。建ててから後悔しないために慎重な選択をしましょう。